先日、女優の岡江久美子さんがコロナウイルスに感染し、
お亡くなりになりました。

私は岡江久美子さんが大好きでした。

しかし同時に、岡江さんが昨年11月に乳がんの手術を受けていたことも分かり、
術後半年で、コロナウイルスに感染したということ、
私にとっては二重の衝撃でした。

 

いま健康に対しての不安を持っている方が、たくさんおられると思います。
そういった方に、私の健康に対する考えが届くといいな、
共感できる方がいたらいいな…と思い、書きます。

 

私の両親は、身体に障害を持って、この世に生まれました。
そして私という健常な身体を持つ一人の人間を、この世に生み出しました。
私の両親は共に戦前生まれです。

 

戦前の日本では、
障害を持つこと=不具であり、
育てられないから、
役には立たないから、子捨てもありました。

あるいは人目を避けるように
座敷牢に入れられるという時代でした。

 

こういった時代の価値観で育ったせいか、
“人の迷惑になってはならない“という事を、
強く私にも教え込んでいたように思います。

 

 

現在の私は、正直に言って、すこぶる元気、めちゃめちゃ元気です。

しかし、40歳ころまでは月に一度メニエール病を発症したり、
咳き込んだり風邪気味になったり…
俗に言う、自律神経失調症のような
不定愁訴の多い状態です。

40歳頃は更年期障害というか、
体調不良で通院するということが続きました。

 

“人の迷惑になってはならない“
“我慢は美徳”の価値観を刷り込まれている私は
学校を休む・仕事を休むということは
悪い事と思っていました。

 

私は身体が「弱いんだ」という思い込みもありました。

 

そんな中、心理学を学ぶことに出会い、
自分の存在価値を自分で納得して受け入れられた時から、
私の体調もずいぶん変わりました。

気持ちに変化が表れたというのが正しいかもしれませんが、
それと同時に、神様は私にふたつのプレゼントをくれました。

 

ひとつは、素敵な今のパートナーと出会い、再婚したということ、
そしてもう一つは、乳がんになったという、とてつもなく大きなプレゼントでした。

なぜ、それがプレゼントなんだ⁉
再婚はまだ理解できるが、
なぜ乳がんになることが???…という反応が返って来ると思います。

 

もちろん、私は乳がんだとわかった当初、
治療のための切除術を受けることで乳房が無くなり、
女性として『おしまい』になるのではないのかという気持ちに襲われ、
再婚後の間もない私はとても悩みました。

けれども、前述したように私は、
心理学を学ぶことで身に付けた、自分の存在価値を認めるという、
原点に立ち返ることで、前向きな自分を取り戻しました。

そして、乳房の再建手術に臨み、外見の問題やおしゃれを楽しみたいという、
いまの自分の欲求を叶える努力をしています。
乳房再建術は、自家組織を使っているため、微調整の手術をその後も受けました。

 

これで一段落かと思いきや、
その数年後に子宮に多発性子宮筋腫が見つかりました。

乳腺外科の医師によると、
遺伝性の乳がんかもしれないということで、
自ら希望し、広範囲の子宮全摘出手術を受け、
婦人科機能はすべて切除しました。

 

 

私は乳がんの上に、さらに子宮まで…とも思いましたが、
この子宮全摘出により、今後の乳癌の転移・再発予防ができました。

 

 

そして健康で居られることがありがたいです。

 

乳がんになって多発性子宮筋腫になって
「大変ですね」と、言う言葉を聞きました。

過去の私だと

「大変なことになった、大変だ」

「私ばっかり」

「神様はのりこえられない試練は与えないと言うが

試練ばっかりで、、辛い」

「子宮筋腫言うても閉経後にできた筋腫だから最悪

そう思うと不安で不安でたまらない」

 

上記のことばかりに目がいくと思います。

 

目の前の視ているところをずらすこと、つまり
視点をずらす、外して考えると
乳がんであっても
多発性子宮筋腫であっても
私はわたしです。

そう想い
今できることに目を向けていないと、自分の人生を見失ってしまうと思います。

 

癌の転移でどうなるか?
あるいは癌だけでなく病気になり

治療をどこまで行うか?

 

話はずれますが介護福祉士として
老人介護をしてきました。
色々な人生の最後を見てきました。

 

私は正直言って、生かされる自分にはなりたくないと思っています。

 

あちらこちらの病院に行き、疲れ、延命措置で生きてはいるけれども、
自分の話したいことも話せない、食べたいものも食べられない…

それは、ひょっとすると家族の望んでいる姿なのかもしれませんが、私は望みません。

私はそんな姿よりも、寿命と捉えます。

 

そして、今 自分のできること、
やりたいことを十分にやって生きていたいです。

 

そして最後は、大好きな娘や息子たち家族に見守られて、旅立ちたいです。

 

 

余談ですが、私は再婚するとき、夫と交わした約束事があります。

『僕より長生きをしてください。
僕は残される悲しみ・送る悲しみはもう嫌です。
必ず、1日でいいから僕より長生きしてください。』という、約束です。

この約束を守るためにも、
健康でいるための努力をしながら生きよう…と思って、

「歩くことを始めたなぁ」

と5年前を思い出しながら、今は走り続けています。

必ず人生には終わりが来ると思い、
あなたも自分の望む人生を歩んでください。
今できることに意識を向けることで、ストレスの軽減にもなるはずです。

 

大病をしたことによって
健康のありがたさを実感します。

そのうえで
どのような人生の終末を送りたいか?
どのようなわたしでいたいか?を考えます。

 

あなたが今病気の事で不安なら
いつか終わる命、それまで
どのようなあなたで有り続けたいか?
一度想いを巡らせるのも良いと思います。

 

病気を治すのはもちろん大事なことです。

ぞの後の人生を考えるチャンスと捉えると
あなたの望む未来は作れます。

 

迷ったり不安や悩みがあるなら
どうぞ私に逢いにきてください。

 

あなたがこのブログを最後まで読んで頂いたことに
感謝します。

ありがとうございました。


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ながたゆかり

ながたゆかり

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