乳がん・乳房再建・子宮広範囲摘出手術の体験により
手術4回

私は7年前に乳がんになりました。
そして、最初の乳がんの手術から
4回目となる手術を 先日終えました。

 

1回目の手術は、
乳がんの摘出と乳房の再建を同時に行いました。
乳房の再建と言っても人工物を入れるのではなく、
自家組織の再建です。

 

2回目は、
1回目の乳房再建術後微調整を、1年以内に行いました。

私は腹直筋皮弁手術と言って、
おなかの皮下脂肪を使って乳房を作るものでした。

 

術後、下腹部のポッコリお腹は引っ込み、
反対に胃のポッコリが
目立つようになりました。

でも胃のポッコリは、バストを『定位置』に
持っていくことや食べ過ぎなければ目立たず、
痩せて見える効果がありました。
乳がんになって
ある意味、ラッキーと思うことです。

ガンを患って“瘦せる”ことは、
あまり良いことではありません。
私は『ガン=死』と思いました。

 

NLPのリフレーミングを使うことにより
私の思い込みの『ガン=死』から

『新しい命=新しい身体』を貰ったと捉えることができました。
そしてもともとぽっちゃりだった身体が
少しはスリムになったかなぁと思います。

2回目の微調整手術の際に、
おなかの皮下脂肪を除去した後の
切り口を縫い合わせたところが、
餃子のようになりました。

また、再建したバストと
元からあるバストの大きさに違いがありすぎたので、
小さくしました。

微調整と言っても全身麻酔で、
ドレーンが挿入され、2週間の入院生活を送りました。

3回目の手術は乳がん術後から5年後に行いました。

子宮に筋腫が見つかりました。

私の乳がんが、
ホルモン受容体の陽性が強いタイプであることと
遺伝子性の乳がんかもしれないということを
考慮し子宮・卵巣の婦人科全てを摘出するとにより
乳がんの再発防止にもなるとのことで、

子宮広範囲全摘手術を選択しました。

再建術の縫合跡を切り
手術跡が後々きれいになるように、
本当に細かい目で縫合しました。

3回目の手術も、2回目同様ドレーンが挿入され、2週間入院しました。

 

そして、先日終えた4回目の手術は、
再建した乳房の微調整のみを行いました。

腹部の手術跡とかお腹周りに関しては、大変満足しており、
調整は全くしませんでした。

今回の手術は、
再建した乳房に関する微調整を最後にしたいという思いから、
思いきって乳房を小さくました。

また、再建した側の乳頭が外側を向いていたり、
左右の乳頭の間がかなり開いていたものを、
見栄えよく
乳頭が正面に向くように
左右の乳頭の位置をバランス良くしました。

そして、バージスラインがなかったのを
作りました。
手術の際にもドレーンが入りましたが、3日で抜けました。

6月11日に手術をし、今日が6月22日です。
退院後やっと一週間過ぎたところです。

今回の手術は、今まで手術した病院と違い
早く退院して家に帰りたいという気持ちがありました。
終わってみれば、思った以上に早く回復し、退院できました。

退院後、
いつもの家事をしたりデスクワークをしたりして、
療養生活を送っています。

調子が良いと、買い物に行ったり散歩に出たりしますが、
家に帰ると疲れたのか、横になりたい感覚を強く感じます。

それと睡魔に襲われ、
『ただ眠い』
という感覚も強くなりました。

今回 なぜ、これまでの手術の経緯を書こうと思ったかと言いますと、
乳房の再建術のことで悩んでいる人や、乳がんになることで、
乳房が無くなることへ不安を感じている人に、
何かのヒントになればいいなぁと思いました。

私は当時の再建術についての説明を聞いたとき、
自家組織でするか、
人工物を使うかですごく悩みました。
自家組織だと保険適応になりますが、人工物使用は保険適応を

認められたばかりでした。

私が再建術を受けた2013年当時、保険適用となる人工物は3種類しかなく、
そもそも私のバストと合う人工物はありませんでした。
そうなると保険適応外となり、
自家組織を使う脂肪除去手術と比べると、
百万単位で費用の差がありました。

一方で、人工物を用いた場合、手術時の傷痕が少なくて済みます。
傷痕が残ることへの抵抗感がある人もいるかと思います。

帝王切開等の、手術痕を見られるのが嫌で、
海や温泉に行けないとも
耳にします。

私は身体に障害を持った親に育てられたおかげか、
そういった感情を強く抱くこともなく、
(もちろん直ぐに温泉に入れたわけではありませんが…)
人の少ない時間を選んだり、
気心知れた人と一緒に温泉に行くことはできました。

実際に温泉に行ってみて気づいたのは、
私が思う以上に
身体に手術跡のある人が居るということです。
他人の手術跡をじっと見る人もいれば、見ない人もいて、
全く周りに関心のない人もいるということも分かりました。

「人は他人のことをそれほど気にはしていない」
ということです。

そう思うと、自家組織が良いのか
人工物が良いのか、各々の価値観だと思います。

もしもあなたが乳がんにかかり、
乳房再建術を行う時には、
ぜひメリットとデメリットを書き出し、ゆっくりと考えてみてください。

どちらが良いとか悪いとかではなく、
あなたにとってベストな方向に向かって行って欲しいと思います。

そのために、私が体験した自家組織を用いての乳房再建術や、
今回の手術に至るまでの、複数回行った乳房の微調整についてを
ここに記しました。

術後10日が経過した今も、まだ痛み止めを1日3回服用しています。

夕方になると、身体がだるいと感じますが、
これも時間が解決してくれるでしょう。

どうか焦らず、前を向いて、
乳がんになっても
あなたはあなたです。

あなたの人生をより良くおすすみください。


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ながたゆかり

ながたゆかり

HAPPYカウンセリングのカウンセラーです。ながたゆかりのモットーは「明るく優しく癒しを与える」です。気軽にご相談ください。

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