厚生労働省の平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況を見て
私が思ったことをお知らせします。

=======

20年前に全体の離婚件数は20万件を超え、現在も高止まりした状態です。
厚生労働省によると、平成28(2016)年の全体離婚件数216805件のうち、 同居期間が20年以上の夫婦の離婚は37604件と17%を占めており、この値は年々じわじわと増えています。

==========厚生労働省より======

 

 

私にカウンセリングを含め、各種セミナーに参加時に話題にでるのが
定年後の生活及び、夫婦関係の相談(女性から)があります。

中高年の男性の多くは、会社が居場所であり、家には寝る為だけに帰るという極端な人も意外と多いようです。

そのため、いざ定年を迎えて会社から離れると
家庭に居場所がなく、また当然ご近所との人間関係も
希薄で地域にも居場所がありません。

経済的に余裕がある人は
ジム・プールなどで開店時間から夕方4~5時ごろまで
利用というより居場所としてそこに行くと仲間(同類)が居ます。

 

健康のためにそれはそれで良いでしょう。

 

本心は家庭に居場所が無いという現状です。

 

定年後は多くの場合、自宅で過ごす時間が長くなるので
家庭内に心地よい居場所を作る事が
大事で不可欠です。

その為には
夫婦関係が重要になります。

 

今までは顔を合わせる時間が少なかったから
上手くいっていたことが
顔を合わせる時間が長くなるので
夫婦関係の仲の良さによって居心地が違います。

定年後の男性の居場所がないことは
離婚件数全体における
熟年離婚の比率の高いことからもわかります。

 

厚生労働省の統計では出てきませんが
私の持っている情報等を分析すると
離婚を切り出すのは7割が女性です。

熟年離婚になると9割以上が女性からです。

 

親戚・クライアントさんも定年離婚・熟年離婚は予想外の女性から話を切り出しています。

 

 

ではなぜ、熟年まで夫婦関係を続けていて
解消しようとするのでしょうか?
理由は
〇過去のネガティブな出来事
〇浮気
〇借金
〇DV
〇嫁姑問題
〇家事・育児に非協力的
などなど。

熟年夫婦は妻の方が不満を抱えやすいです。

そのため、夫にとっては家庭は居心地の悪い場所に
なります。

 

60歳になれば多くの場合
子供は巣立っています。

そこから20年も30年も夫婦二人で過ごす時間があります。

 

健康で仕事や趣味などで何か夢中になり没頭できるものがあればいいですが、

何も無いと夫婦が長時間向き合って生活することになると、
夫婦関係の重要性が大切になります。

60歳前後のご夫婦と話ていたら、
ご主人は定年後に釣りや畑をしたいから海の近くに移住をしようと思っていると、しかし奥さんは
「私は今の家がいいから、独りで行ってね」
と、言ったらご主人は
目を丸くしていました。

今まで
「はい」と、ついて行く物と思って行動していた奥さんは
娘さんに
「お父さんに、お母さんの考えや思いを何故、言わないの?」
と言われて

子供が独立したのだから、

ご主人の考えだけで自分の考えを言ってはいけないと思っていたが、
「言っていいんだ」
と、思ってからは
言うことに決めたそうです。

 

このことでもわかるように
夫である男性は、女性の方が平均余命が長いため、多くの男性は自分が要介護状態になり、その時には妻が介護してくれるだろうと漠然と考えています。

もちろん介護する妻もいると思います。

周りにもご主人の介護を最後までされていた女性もいました。

 

それまでに至る結婚生活や夫婦関係が反映されるのが介護です。

 

過去に夫に苦労させられた妻は、
夫におざなり介護をしたり、
いじめたりします。

実際に以前、介護現場で働いていた私は
ある奥さんが

「昔、主人の女遊びで悩み子供をおんぶして
死のうと池に行ったが、手を引いてた上のお姉ちゃんが
お母さん帰ろ。言うて我に返ったことがあって、
面会には来るが在宅介護まで、しようという気持ちにならない」

と、話してくれました。

 

この女性だけかも知れませんが
そうでないかも知れません。

 

女性の方が「旦那様に仕えるものだ」が大きいのだろうなと、思います。

ネガティブな感情を抑えていたり、貯めたままだったりします。

上記の介護現場の女遊びを覚えている女性にたいして
女遊びした男性が悪いと思う男性がいるかもしれません。

 

夫である男性の中では
「バレていない」
だろうと、思っているかもしれません。

 

また別の60歳代の女性は
「出産時に残業だからと夫がたちあってくれなかった」ことを覚えています。

その女性は一昨日の夕食内容は覚えていません。
でも、30年前の事は覚えています。
脳科学の研究で、女性の方が上記のような傾向が特に強いことがわかっています。

 

2つの事例を書きましたが
この2名の女性が特別ではありません。

 

普段はネガティブは表に出てこず、妻の中に封印されています。

なぜなら、子育て中は忙しく、夫婦時間が無いからです。

妻の立場は母の立場でごまかしたり(母だから子供優先)
でも妻として夫からの女扱いがなく、女性の不満は蓄積状態です。

 

コップに例えると
不満という水が溜まっていくように
表面張力によってギリギリで耐えています。

 

そこに夫の定年などで毎日、顔を突き合わせるようになると、
一気に水がこぼれ落ちることも、
すると「離婚」へと進みます。

あるいは

火山噴火のごとく行動を一気にする予定で相談にこられる女性もいます。

 

夫の男性が
「家は関係ない。奥さんとは仲がいいから」
と思っているなら大丈夫かも知れません。

しかし、不安が少しでもあるなら、関係の修復は今すぐから初めてください。

 

先ずは
会話をしてください。
「ありがとう」
「ごめんなさい」
きちんと口に出すことから初めてください。

 

「わかっているから言わなくてもいいだろ」
は、わかっていない男性がほとんど言うセリフです。

 

もう一度書きます。

 

子供が手が離れたら、、、
定年後は、、、
離婚だけでなく、週末婚でいいわと、いう女性もいます。

 

お忘れなく。

ご相談はこちらをご覧ください。

https://happy-counseling.com/huuhu


The following two tabs change content below.
ながたゆかり

ながたゆかり

HAPPYカウンセリングのカウンセラーです。ながたゆかりのモットーは「明るく優しく癒しを与える」です。気軽にご相談ください。

HAPPYカウンセリングの特徴

悩みを解決をしたいけど・・・。
どんなカウンセリングなのか?どのくらい料金がかかるのか?など不安な方も多いと思います。
HAPPYカウンセリングは、あなたの悩みを丁寧にお聞きし、カウンセリング方法、料金をしっかりとお伝えいたします。
まずは、お電話でもメールでも気軽にご連絡ください。

「ホームページを見ました」と気軽にご連絡ください。

気軽にご相談・ご予約ください TEL 090-6431-1211 受付:9:00~19:00
定休日:完全予約制
住所:広島県東広島市高屋町大畠549-5
行き方:JR山陽本線「西高屋駅」から車で3分
地図・行き方