旦那を扶養にする

10年前の話です。

ある男性(30歳代)が仕事に行こうと思うと吐き気・目眩が酷くなり会社に行けなくなりました。
話を聞くと業務の重圧に苦しみ休職をして専業主夫をしていると言います。
男性の奥さんがバリバリ仕事をこなし給料を持って帰るそうです。

男性は養ってもらっている状況もしんどいし、かといって仕事に行こうと思うと吐き気がしたり目眩がひどくなるから、
どうにかしたいと相談に来られました。

何が一番引っかかっているのかお聞きしていくと男性は、
世間から「紐」状態と思われるのも「つらい」と言います。

 

世間では女性が専業主婦だと、「紐」状態とは言いません。
しかし、男性だと「ひも」と言います。
なぜでしょうか?

あなたは「ひもか?」「紐状態」という言葉に何をうけとりますか?

ひょっとしてマイナスのイメージは無いでしょうか。

 

明治時代には「髪結いの亭主は遊び人」という言葉がありました。
「髪結いの亭主」とは
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妻の稼ぎで養われている夫
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を表わす言葉です。だから「紐=遊び人」になるのかと思います。

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妻が稼いで夫を養っている状態
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の現代のプラスイメージは
奥さんが、仕事をしっかりしていてキャリアを積んでいる女性、
奥さんが起業した女性がいます。そのような活躍する奥さんを支えている旦那さんは素敵です。この状態は「紐」というのでしょうか?

私は紐とは違うと思います。
奥さんのやりたいことを応援して支えている夫はかっこよくて素敵だと思います。
器が広い旦那さんだと思います。

 

私たちは何故か、外に働きに行かない男性を気にします。
「遊び人」のイメージの影響を受けているのでしょうか?
日本人(特に地方)の風習だろうと思います。

最近は隣の旦那さんが家にいたからと言って紐とも言わないでしょうし、専業主夫という言葉があるようにマイナスのイメージだけでは無いと思います。

ましてやコロナ禍により在宅勤務する人も増えました。
働き方改革を国も掲げています。

そうなると「夫が家にいる」ことで”主夫”となるのでしょうか?

30歳代男性の奥さんは知人から「旦那さんを養うの?」「旦那を養うのは嫌だわ」「旦那さん何の仕事してるの?」とか言われたと言います。

世間にはそのように視る人もいると思うと辛かったそうです。
しかし、旦那さんへの愛があるからもう少し頑張って夫婦関係を続けます。と言いました。

 

話が飛びましたが
夫婦が納得した形であれば家事を夫がしても良いし。
妻が家事をしても良いと思います。

隣近所から、どうのこうの言ってこないでしょう。
万が一、言ってきてもニコニコしながら
「気にしてくださり、ありがとうございます。少し時間をください。考えます。」と言い距離をとりましょうね。

言ってくる人がいたら教えてください。対策を一緒に考えましょう。
(タブンイナイ)

大切なのはあなた方夫婦が互いの考えを共有できているかどうかです。
二人が共有できて二人共が幸せだと思うことが一番だと思います。

隣の人の考えではありません。

周りの人の目よりも夫婦単体が良ければ良いことだと思います。


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ながたゆかり

ながたゆかり

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