生まれる時と天に旅立つ時は独り

三瓶アイリスライン10マイルレースに参加
しました。

三瓶は
島根県と広島県の 県境の山間部です。

数日前からの台風を心配していましたが
取り越し苦労でした。

 

私はスローランナーなので
参加者の最後を守り走ります。
要は、私は参加者の中で一番遅いのです。

 

スタート直後から
他のランナー達と

どんどんどんどん離れていきます。

 

山間の鬱蒼としているところを一人で走ると
寂しい感じがしました。

人も車もほとんど通りません。

後ろを振り返っても誰もいません。

 

そのような時に見つけました

 

 

樹、岩が目にとまり

岩の「ここにいるよ」を

受けとり感じました。

 

人も生まれる時は一人で生まれ
天に旅立つ時は一人で旅立つ

生まれる時は周りの人が喜び
旅立ちの時は周りの人が悲しみ

どちらにしても
周りの人は寄り添います。

 

一生のうちでは
支えてくれる人はいるだろうが

結果として
行動するのは一人です。

 

寂しい山間を走っていると
マラソンは人生と同じだなと思いました。

 

私は54年間生きてきて
応援してくれる人、寄り添って
くれる人と周りにいました。

 

しかし反対に
「裏切られた」と強く思うこともありました。

 

中学生の時に
親が障害者の為
「足悪いんじゃぁ」といじめられたこともありました。

 

いじめと裏切りにより
人を信頼できなくなった時期もありましたが

今は 人のことを
疑ったり嫌ったりはしません。

どちらかと言うと
お人よしすぎるほうだと思います。

だから騙されたりしたこともあります。

 

しかし、この８～9年は
いじめられたり
裏切られたり
はたまた騙されたりしたことはありません。

 

私自身が前向きになり
直感が冴えてきたことによると思います。

 

前向きになるためにしたことは
前向きな人と交流をすることです。

 

別の表現をするなら

前向きな集団に身をおくことです。

 

私が後ろ向きの時期だと
前向きな環境は
居心地が悪いです。

 

だからこそ、身をおく価値があります。

 

前向きな言葉をシャワーの如く聞くことができます。

私は元々感覚人間でした。

 

前向き環境は、寄り添い応援をもらい
更に直感は鍛えられました。

 

そして
心理学を勉強して
自分の心の声や体の声を聞くことを
優先しました。

 

世間や周りの価値観とは違うかもしれませんが
心の声に耳を傾けることで
本当の私の考えを私自身が
わかることができました。

 

すると、直感がさらに、冴えてきました。

 

前向きになり直感が冴えると
私を意図的にいじめる人はいません。

会話不足から話が食い違うことは
ありました。

会話不足とわかっているのだから
改めて会話をする時間と場所を確保することで
問題解決になりました。

 

マイナス思考の時は誰かに頼るこが
多かったように思います。

 

自分の責任として物事を
決めることを避けていました。

 

自分の問題であっても他人の問題とすり替えることで
責任を取らない状況を作り物事から逃げていました。

 

そうすると、
「しんどいこと」
「めんどくさいこと」
「努力すること」
「頑張る」
などから避けて
逃げていたなぁと思います。

今も都合よく逃げる時はあります（笑）

 

わからずにするのとは
自分を受け止めることや
自分で自分を認め許す事が
難しくなるように思います。

 

寂しい山間を走ると決めたのも私です。
マラソンをしてしんどくない理由はありません。
鉄人マラソンの先輩方から
「僕たちもしんどいです。」と聞きました。

マラソンはしんどくても走った後の
心地良い疲労感を得られます。

それと、小さなぐちゃぐちゃやぐるぐる、
モヤモヤはどうでも良くなり
気にならなくなります。

 

三瓶山の鬱蒼とした景色を観ながら
独りで走ると
内部対話が進みました。

 

あなたの何かのヒントになると
私はうれしいです。